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虹色のさかな 閉鎖

以前このブログでも、9月いっぱいでODNのHPサービスが
終了してしまうことを書いたと思うのですが、はい、見事になくなりました。
私自身、PCを開いている時はほとんどこちらのブログ在住で
HPの方に閉鎖告知を載せようにも、パスワードが間違っているのか
ログインできない状態のうちの閉鎖となってしまいました。
「虹色のさかな」経由でブログに来てくださっていた方たちから
連絡が入りまして、「しまった~!(二重の意味で)」と。
最後の最後で結果的に不義理なことをしてしまい、猛省です。

自分としてもとても思い入れのあった、「虹色のさかな」・・・
最後ですが、TOPページの自作の詩を。



「虹色のさかな」

今日もボクはみんなと一緒に泳いでいる
毎日、毎日、泳いでいる
だってボクはサカナだから・・・

ボクのまわりには数えきれないほどの仲間がいる
ボクには自分の姿は見えないけど、仲間の姿を見れば
どんなかっこうのサカナなのかはよくわかる

小さくて黒っぽくて・・・キレイじゃない
きっとボクのまわりのヤツらも、ボクを見て
そう思っているんだろうな

急にスピードがあがる!いきなりターン!右!左!
全速力で泳いだあとには、必ずいなくなるヤツがいる
なぜだろう・・・?
一体誰が先頭なんだろう?
どうしてみんなおんなじように泳ぐんだろう?

一度となりのヤツに聞いてみた
「ねぇ、いつまでこうして泳いでいるんだろうね」 
でもそいつはチラリとこちらを見てすぐに行ってしまった

    *    *    *

その日、ボクは一番うしろを泳いでいたらしい
ふいに明るい何かが目に飛び込んできた
よく見ようとスピードをゆるめたら
いきなり視界がひろがった
いつもボクをとりかこんでいた仲間がいない

・・・そのかわりに「彼」がいた

「彼」はボクの目の前を悠然と泳いでいた
ボクよりもずっと大きい
そしてそのからだは「虹色」に輝いているのだ!

「キミは誰?」 ボクは訊いた
「私は私さ」 

「どこから来たの?」 
「どこからでも」

「どこへ行くの?」
「どこへでも」

「ボクもついていっていいかな?」

「彼」は何も言わずにスィと泳ぎだした
ボクはあわててあとを追った

    *    *    *

世界はかわった
いつも黒っぽかったボクのまわりが今では
さまざまな色で満ちている
鮮やかな珊瑚、ゆらめく海草、ボクとは違うさかなたち・・・
水面を見上げた時にはきらめく太陽の金色を知った

そしてボクの前にはいつも輝く「虹色」があった

「彼」は泳ぐ
時にははやく、時にはゆっくりと・・・
海の底の真っ白い砂にパタッとそのからだをうちつけた時は
あまりの美しさにボクは涙がでそうになった
しかし、その場にとどめておきたい「虹」は次の瞬間には
もう見えない

    *    *    *

ある時ボクは「何か」に追いかけられ懸命に逃げていた
右へ!左へ!上へ!下へ!・・・
まだ止まっちゃいけない、もっと泳ぐんだ!もっと、もっと!
あぁ、心臓がはりさけそうだ!

来た時と同様いきなり危険は去っていった
あたりはいつものおだやかな海
逃げ回っている間にすっかりはぐれてしまったと思っていたのに
「彼」は少し離れたところで何事もなかったように珊瑚をつっついている

そうしてボクは知ったのだ
全速力で泳いだあとに仲間が消えていた理由を

    *    *    *

その朝、「彼」はいなくなっていた

ボクは見失ってしまったのだ
しばらくアテもなく泳ぎまわっていたが
もう会えないだろうということは漠然とわかっていた

それから何日かが過ぎた
ボクは何度か全速力で泳ぐ目にあったりもしたが
どうにかきりぬけてきたようだ
無意識に「彼」をさがしてしまうこともあったが
ひとりでいることにも少しづつ慣れてきた
でもこの先どうしたらいいんだろう・・・

突然太陽の光が射しこみ海の色がさぁーっとかわる
その時ボクは目を疑った
とてつもなく大きな虹色のさかながずっと先を泳いでいるのだ
ゆったりとうねるように・・・
光をあびながらキラキラと輝いている
ボクは考える間もなくそのさかなに向かって泳ぎ出した

しかし近づくにつれて不思議なことにあんなに美しかった虹の色は
次第に消えてゆくのだ
そしてその巨大なさかなが無数の、ボクと同じさかなの群れであることに
気がついた時、ボクはすでにその中の一匹として泳いでいた

    *    *    *

今日もボクはみんなと一緒に泳いでいる
まわりにはやっぱり黒っぽい仲間が同じように泳いでいる
でもボクは知っている。ボク達が虹色のさかなであることを・・・










e0000758_9561658.gif ・・・ありがとう
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by yokomoko | 2009-10-04 09:50 | Comments(8)
Commented by k at 2009-10-04 11:02 x
ほかのブログが終わってしまったのですネ。(>_<)お疲れ様でした。別件、メールしましたので、ご検討ください。<m(__)m>
昨日、中秋の名月だったんですネ。うちは、子供の歯医者帰りに、
おだんご買って、夜、ベランダから、お月さま見ました!
曇りでしたが、一応見えました。まるかったです。ススキも、お団子屋さんで、頂いたので、飾ってみました。しかし、昨日なんですよね?10月?(@^^)/~~~
Commented by yokomoko at 2009-10-04 21:33
☆Kさま
「虹色のさかな」は私が作った2つ目のHPでした。ブログよりも手間がかかったのですが
そういえばあの頃はブログってなかったような?
今年は中秋の名月は気にしないうちに終わってしまいました。
毎年お団子とか買っていたのですが・・
今夜の月もまた格別に綺麗でした。夜にもおまつりを歩いたのですが
ついつい空を見上げてしまうほどでした。
メール、拝見しました。返信しましたが、詳しいことはもう少し
近くなってから、ですね^^
Commented by tomo at 2009-10-04 23:03 x
「虹色のさかな」yokomokoさんが書かれたのですね。
しっかり読まさせてもらいました。
いろいろな角度でいろいろな解釈が楽しめる詩です。
いやぁ、すごいわぁ!
無くなっちゃうそうで、残念ですね><
また新しい詩をお願いします^^
Commented by yokomoko at 2009-10-06 21:23 x
☆tomoさん
読んでくださってありがとうございます。
最近はブログばかりだったので、私も久々に読み返しました。
サイパンの海で虹色のさかなを見つけて、感動して作ったお話しなんですよ。
なんか懐かしい~
心が動くこと、最近少なくなってきたからかぁ。またサイパン行きたいです!
Commented by ちあき at 2009-10-08 09:45 x
素敵な詩ですね!
私もこんな素敵なお話をつむぎたいな~
そしてプチニノに語ってあげたい!
でも才能がないから無理かぁ~とほほ。
Commented by yokomoko at 2009-10-08 16:31
☆ちあきちゃん
ありがとうございます。嬉しいなぁ^^
私は自分が体験したことからでないとお話しは作れなくて・・
ちあきちゃんなら、きっと素敵なお話しが絶対にできるはず。
プチニノちゃん視点の日記とかそのままでOKじゃないですか!
ブログ、楽しみにしていますので^^
Commented at 2009-10-10 16:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yokomoko at 2009-10-10 19:06
☆鍵コメさま
時代の流れでしょうかね。確かに今はブログが主流ですものね。
消えてしまったのは残念ですが、またいつか別の形でアップする時も
くるかもしれません。
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